[1]『銀河英雄伝説1〜10外伝1〜4』

(徳間ノベルズ・1982〜)<外伝1のみ文庫><漫画><アニメ><ゲーム>

 宇宙暦796年、帝国暦487年、銀河帝国と自由惑星同盟は慢性的な戦争状態にあった。 異なる政治体制を持つ国家に現われた二人の英雄、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリー。知略を競い相対する二人が、互いに傷つきながらも求めたものは何なのか。

 田中芳樹の代表作、かつ、スペース・オペラ自体の代表作。正伝10巻、外伝6巻完結予定(単行本未収録作品等は[データ&関連図書]を参照)。様々なメディアに進出し、時代と共にその読者を増やし続けている作品。10周年を記念した愛蔵版も出版され、付録として未発表の原稿「黄金の翼」が付いてくる事で話題をまくが、後に『夜への旅立ち』に収録された。また、第1巻初版には1の文字が付いていなかったため、ファンの間では《1のない》の銀河英雄伝説は少なからぬ意味を持つという。

なお、この作品を読むと《論理的に嫌味を言えるようになる》とは小説家・酒見賢一さんの言である。

吉沢様より、すばらしい絵を頂きました。

タイトルは「手抜きフレデリカ嬢」だそうです。次回作も(勝手に)期待してますよー。


[データ&関連図書]

●(雑)『銀河英雄伝説外伝1 星を砕く者』('88年4月)

         (初出『SFアドベンチャー』('85年11月〜'86年1月))

         (文庫 88年2月)

●(雑)『銀河英雄伝説外伝2 ユリアンのイゼルローン日記』('87年3月)

         (初出『SFアドベンチャー』('87年1月〜3月))

●(雑)『銀河英雄伝説外伝3 千億の星、千億の光』('88年3月)

         (初出『SFアドベンチャー』('87年12月増刊))

●(雑)『銀河英雄伝説外伝4 螺旋迷宮』('89年7月)

         (初出『SFアドベンチャー』('89年4月〜7月))

○ (雑)「銀河英雄伝説外伝  ダゴン星域会戦記」『SFアドベンチャー』('84年9月・'87年12月増刊))

○ (雑)「銀河英雄伝説外伝 白銀の谷」(『SFアドベンチャー』('85年6月))

○ (雑)「銀河英雄伝説外伝 汚点」(『 SFアドベンチャー』('85年7月))

○ (雑)「銀河英雄伝説外伝 朝の夢、夜の歌」(『SFアドベンチャー』('86年7月))



また、銀河英雄伝説関連と思われるものとして、
『銀河英雄伝説画集』(1995年 道原かつみ 徳間書店)
ずばり、同作品の漫画化を行う道原かつみによる銀河英雄伝説の画集。漫画については、ころころ掲載雑誌名が変更されるが、その辺の深い部分での詮索はタブーとされている。なんと田中芳樹自らの4コマ漫画が掲載。
○(雑)銀英伝番外・激怒編(『SFアドベンチャー』('88年3月)

○(雑)花とチョコレートの日々、ヤン・ウェンリー氏の命日(『SFアドベンチャー』('87年8月))

などもあります。

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