[5]『西風の戦記』

(ソノラマ文庫・1988)<文庫のみ>

 永井香澄と池畑史朗が文芸コンクールに応募した2作の《西風の王国》の物語。仮想の物語でありながら、あまりに共通点の多いこの作品のため2人は教師から盗作の疑い をかけられる。帰宅途中、ひょんなことから、空中に開いた穴に吸い込まれた2人は、異世界西風の王国への門をくぐることになる。  敵対する両陣営にそれぞれ迎えられた2人の目を通して語られる1つの西風の戦記。単なる戦記ものというジャンルを超え、現代教育にまで言及する田中芳樹らしい、ファンタジーライクな作品です。

〔データ&関連図書〕

●(雑)西風の戦記(『獅子王』(1987年10月〜11月))

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