[16]『KLAN』

(ジャンプジェイブックス・1995)

 惰性的な毎日を過ごしている虎ノ介は、別居中の父から妹がいることを告げられる。その後の、父の突然の死。妹の誘拐。どうやら、虎ノ介の人生の坂道は大きくその角度を変えたらしい。滑り落ちるわけにはいけない以上、登り続けるしかない。その時、虎ノ介には立ち止ることでさえ許されてはいなかったのだから。

 偶然出会ったルネ・ド・マリヴェールと名乗る外国人らしき少女に、言葉を介さずに話かけられた虎ノ介は、彼女と行動を共にすることによって、徐々に自らの内にある力の存在を知ることになる。はたして、虎ノ介は何物なのか?そして、無事に妹を助けることができるのか?


[データ&関連図書]

●(雑)「クラン」(初出『jump novel』Vol.8〜9 (1995年4月、8月)

Vol.8には「クランとは何か?」という芳樹さんへのインタビューが載ってます。 (1pのみですけど)


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