[11]『白夜の弔鐘』
(徳間書店・1981年)<文庫>
フリーの傭兵である古郷聖司は、ペットのネコマタとの安穏な時を放棄し、白ロシア解放同盟によるベーリング海峡ダム爆破を阻止する仕事を受ける。「変人度100、信頼度?」と雇い主のクラリス・レイン嬢に評される彼は、無謀なこの仕事を見事果たすことが出来るのか。
李家豊の名前で出版されたこの初期の作品は、後の田中芳樹作品には欠かせない毒舌家、冷笑癖といったキャラクターの原形がよく現われています。なお、クラリス・レインのモデルは、あの有名アニメのヒロイン・クラリスだそうです。
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