(感想)アップフェルラント物語


アップフェルランド物語は、同じ作家の銀河英雄伝説などのメジャーな小説と 比べて見ますと、スケールのような迫力はそれほどではないと思います。 でも、それだからこそ、同じような政治計略の駆け引き以外は全体的に ほのほのとした雰囲気で読むことができました。 わりと現代的で、なおかつ人が死ぬような場面がほとんど無かったのも 私に好感を持たせてくれました。 その登場人物の中ではレーンホルム博士の「夢」や、ヴェルの活発で、とても 勇気のある行動を見るのはたのしかったです。 この本は私がこれまでに見た小説で「とてもうれしい、そして楽しい気分に させてくれる本」だったと思っています。

           11月26日
           中京大学情報科学部情報科学科1年 鮎沢 宏幸さん
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