[7]『七都市物語』
(ハヤカワ文庫・1990年)
<文庫のみ><漫画><アニメ>
後に大転倒と呼ばれる地球の地軸の移動によって、これまでの国家は滅び、7つの新たな国家が誕生した。大転倒を逃れえた恵まれた立場の人々によって月面に成立した汎人類世界政府は、地球に対する絶対的優位を確保するため24個の軍事衛生を打ち上げ、地球において500m以上の高さに達する、一定質量、一定速度の物体を即座に破壊させた。そのシステムは月の住人が死に絶えた後も、地球の人々を監視し続けることになる。
各国家は自衛のためと称して軍隊を作り、互いに血を流すことで自らの足鎖を忘れようとしていた。そして西暦2190年、また新たな戦いが始まろうとしている。
[データ&関連図書]
●(雑)「七都市物語 北極海戦線」(初出『SFマガジン』(1986年1月))
●(雑)「七都市物語 ボルタ・ニグレ掃滅戦」(初出『SFマガジン』(1986年11月))
●(雑)「七都市物語 ペルー海峡攻防戦」(初出『SFマガジン』(1987年6月))
●(雑)「七都市物語 ジャスモード会戦」(初出『小説ハヤカワHi! No.1』(1989年4月))
●(雑)「七都市物語 ブエノス・ゾンデ再攻撃」(初出『小説ハヤカワHi!No.3』(1989年10月))